出版社/著者からの内容紹介
明治5年旧暦3月はじめ、東海道浜松宿日暮れどき。軒を連ねる旅籠(はたご)町で狼藉をはたらくごろつきたちの前にヌッと立った1人の土族。元新選組隊士中島登――剣士の体の中を走る熱い血のたぎりは、登を東京へ向かわせた。幕末から明治へかけ、激動の時代を生きた男の生々流転を見事に描く。もう1つの維新史。
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内容(「BOOK」データベースより)
明治維新から5年、東海道浜松宿に現れた一人の士族がいた。天然理念流と北辰一刀流を修めた元新選組隊士、中島登。愛刀鬼神丸国重を手に、浜松宿での諍いに立ち向かいつつも激動の幕末を振り返る中島だったが、やがて東京へ向かう決心をする。維新前後の「武士」の激烈な生き様を描いた、傑作長編歴史小説。